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2022/05/23 16:52
1919年にニューヨーク州ロチェスターで誕生したチャンピオン
その歴史はまさにスウェットの歴史ともいえます。
創業者は【サイモン・フェインブルーム】のちのChampionの先駆けとなる会社を設立。
その後、息子であるエイブ&ウィリアム・フェインブルーム兄弟が社業を引き継ぎ現在のChampionを創業。
その後、屋外労働者の防寒用に開発したウール下着が米軍の運動ウェアに採用され現在のスウェットシャツの原型が出来上がりました。
それがスポーツウェアとしても注目され1920年代後半には大学生アスリートたちが愛用するスウェットシャツが学生達のカジュアルウェアとしてキャンパスライフのみならずアメリカの若者の間に急速に浸透していきました。またチャンピオンの革新的な改善とアイデアは多くのファンを増やしていきました。その1つがリバースウィーブという製法特許。スウェットシャツを洗うと縮むというクレームを解決するために縦に織っていたコットンを横向きに使用する事で縮みを防ぐことに成功。これまでにない画期的な発明でした。
また、襟部分の伸縮補強用として丸首の前・後部分に付けられたV字状のパーツ(ガゼット)2本の針と糸を使ったステッチングなど後のスウェットシャツの定番となるディテールが誕生します。
驚くことにこのようなスウェットの原型が出来たのは、あの太平洋戦争よりも前の出来事。それが60年以上経った今でも変わらずに愛され続けているのはいつの時代も品質にこだわり、より良いものづくりに挑戦し続けてきたChampionだからなのかもしれません。
機能的なデザイン耐久性・素材・縫製といったひとつひとつのディテールにこだわっるクラフトマンシップは現在も脈々と受け継がれ、ここ日本でも「キング・オブ・スウェットシャツ」として親しまれ多くのファンに愛用されています。